K1王者の「闘う投資家」、練習道具より多いカバンの中身とは?
世界有数の投資家ウォーレン・バフェットはハンバーガーを好んで食べ、ボロボロの車に乗るという。投資家の持ち物には、投資哲学や信念が宿っているはずだ。そこで取材班はさまざまな分野で成功している5人の投資家のカバンの中身を拝見。人生の成功法則を探った!
K-1世界王者&投資家・久保優太氏の鞄
現役K-1王者でありながら、昨年は個人と法人で合計2億円以上の利益を出すなど、「闘う投資家」の異名を持つ久保優太氏。その鞄は練習道具で溢れているかと思いきや、運動に関係あるのはマルチビタミンのサプリメント一つだった。
「K-1の防衛期限は最後のタイトル戦から1年間。僕は17歳にプロデビューして、もう31歳で体はボロボロ。だから1年1試合と決めているので、練習も週1回やるかやらないか程度。練習道具は不要です(笑)」
鞄は不動産や試合前などの“契約時”しか基本持ち歩かないという。そんな鞄、財布、印鑑入れは大好きな「PRADA」で揃えている。
「20代中盤まで実家暮らしの貧乏格闘家で、月の収入は5万円前後でした。祖父が山一證券に勤めていたので、幼少期から株投資の話は聞いていて、ずっと興味はありました。’13年に海外の大会の優勝で手にした賞金や、祖父に借りるなどで株の口座を開設。1500万円ほど投入し、アベノミクス相場が始まった幸運もあり資産形成。PRADAも買えるようになりました」
莫大なお金を手にし、一時期は散財に明け暮れたためか、K-1も投資も徐々に負けが増えていったという。
「このままではダメになる、と遊びも自粛。改めて祖父の教えである『株での運用、現金、不動産の三角形を大事にしなさい』という掟を守り、現在でも筋トレ感覚で1日3銘柄を調べることを自分に課してトレードしています。徹底したリサーチをすることは、投資もK-1でも勝利に繫がりますから」
練習道具一切なしのシンプルスタイル
突如手にした莫大なお金で、一時浪費癖が……
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