要塞都市の面影残す、旧市街ダルト・ヴィラの魅力とは<心ときめく楽園イビザに恋して2>

要塞都市としての面影

 ゴシック様式やバロック様式が混在した大聖堂。荘厳な雰囲気を味わえるスポットだ。かつては、外敵の襲撃から身を守るための場所としても使われていたという。  要塞都市としての面影を残す稜堡(りょうほ)。見晴らしの良い場所に設置しているのも、外敵の襲来をいち早く感知するためだ。  ダルト・ヴィラの頂上からは綺麗な海を一望できる。開放感溢れる場所は、ここまで歩いてきた疲れを忘れさせてくれるだろう。

カルタゴ人が扉の「青」に込めた意味

 実はダルト・ヴィラの旧市街だけでなく、新市街のマリーナ地区も世界遺産に認定されている。フェリーが停泊する港町はイビザらしい海洋の街並みを堪能できよう。  ダルト・ヴィラ内には青く彩られたドアや窓を見かける。青い色はカルタゴ人にとって魔除けの意味を持つとのこと。白と青のコントラストがとても美しい。  また、ダルト・ヴィラでは現在も日常生活を送る人が住んでいて、その一面を垣間見ることができる。ブーゲンビリアの花とダルト・ヴィラのレトロな雰囲気は相性抜群。フォトジェニックな空間を演出している。  美しい街並みを誇るダルト・ヴィラを堪能したら、イビザの伝統料理で腹ごしらえをしよう。次回の記事では、おススメの飲食店とショッピングスポットを紹介する。 ◆<短期集中連載・心ときめく楽園イビザに恋して2>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている。
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