<まんが/榎本まみ>
弁護士・大貫憲介の「モラ夫バスターな日々」<24>
先日、ツイッターのフォロワーの方から、「松岡修造氏は、モラ夫ではないか」とのご質問を受けた。
私は、中学生以降からテレビは見ない主義なので、松岡氏のことは、
「暑くなければ夏じゃない。熱くなければ人生じゃない!」など熱い言葉をカレンダーにしている元プロテニス選手であることぐらいしか知らない。
そこで、8月9日に配信された
「女性セブン」の記事を読んでみた。
松岡氏の言葉は、どれも氏の熱いハートが伝わってきて、暑苦しい(ごめんなさい!)。熱くなければ……などは、聞いただけで熱中症で倒れてしまいそうだ。そして、若干のモラ臭もする。
さて、記事によると、「超亭主関白」とされ、才女でテレビアナウンサーだった妻を専業主婦として囲い込んでいる。妻に対しては、「料理は作り立てを用意しろ」などと「完璧な家事」を求めるらしい。
私は、モラ夫を「
男尊女卑などの社会的文化的規範群(モラ文化)を背景に妻に対する支配を確立、維持しようとする夫」と定義している。
妻にキャリアを諦めさせ、専業主婦として囲い込むのは、モラ夫の典型的特徴である。
さらに、モラ夫は、性別的役割分担を信奉し、自らを家長/支配者と位置付けるので、妻に対して完璧な家事を求めることが多い。作り立てを「命令」するのは、「支配者」であるモラ夫にありがちなことである。
さらに松岡氏は、
「すっぴん見せるな」「太った」などの容姿モラを日常的に繰り出して、妻をディスると言われている。ご本人も、家庭では感情的になってしまうと自白しているとのことである。
そして、家庭では「修造ルール」が絶対とのことであり、記事を読む限り、ハード・モラ夫としか思えない。