「危ない発言をする人」になりたい。呂布カルマがSNSで踏み込んだ発言を続ける理由<ダメリーマン成り上がり道#20>

過激発言も継続すれば許されるようになる

呂布:「グラビアのことでテレビに出たり、バラエティ番組でお笑い芸人さんと絡ませてもらったりすると、『呂布カルマはブレている』だの『セルアウトだ』だの心ないこと言う人がいるんですけど、とんだ的外れで。ヒップホップよりもはるかに前からお笑い好きやし、ヒップホップ始めるはるかに前からスケベやし。順序が違うからねっていう感じっす」 –あとSNSでは炎上が怖いと思うんですが、呂布さんはそのあたりは恐れずに発言をされている印象があります。 呂布:「よくそう言われるんですけど、僕は炎上というほどの炎上はまだしてないと思います。ちょっと変なヤツに絡まれるくらいで、そういう人は一種の趣味で怒ってきてるような感じですからね。本当に深刻に誰かに怒られたことは一度もないし、発言にも自分なりに気をつけてはいますね。『ここまではいいだろう』『これ以上はダメだ』というのは一応わかってやっています』 正社員:「自分なりの線引きがあるってわけですね」

貧困、いじめ、障害に触れたっていい

呂布:「何を言うにしても言葉は選びますね。逆に『このことについて話すのは危ないだろ』と思われていることでも、別に自分で大丈夫だと思うことは言いますし。ジェンダーに関することや、貧困、いじめ、障害といった話題は、みんなデリケートなことだからと避けるじゃなでいですか。でも、僕はガシガシ触れていいと思っていて。あと、『この人は危ない発言をする人』みたいなキャラが定着したら、それが許されるようになったりするじゃないですか。だから、言っていいキャラになるために言い続けてる部分もあります」 正社員:「あの人だから仕方ねーな、っていう感じですね」 呂布:「『また言ってるわ』ぐらいに思われるようになれたらいいなと」 <構成/古澤誠一郎> 【MC正社員】 戦極MCBATTLE主催。自らもラッパーとしてバトルに参戦していたが、運営を中心に活動するようになり、現在のフリースタイルブームの土台を築く 【呂布カルマ】 ヒップホップMC。愛知県名古屋市を拠点に活動。JET CITY PEOPLE代表。最新シングルは4月リリースの『SAMSAVANNA』。リリースや出演の情報はTwitterアカウント@Yakamashiwaで配信中
戦極MCBATTLE主催。自らもラッパーとしてバトルに参戦していたが、運営を中心に活動するようになり、現在のフリースタイルブームの土台を築く
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