不動産投資に「始めどき」はあるのか? 最初の一歩の注意点とは?

不動産業者はほどほどに信用せず、ほどほどに頼る

「まず、大前提として無理なローンは組まない。それはかぼちゃの馬車やレオパレスの一件を見ても明らか。あとは、不動産業者との付き合い方には気をつけましょう。営業マンもその会社自体も当然、顧客であるあなたのことを第一優先してくれるわけがありません。しかし、それは悪人だからではなく、自分の仕事を必死にやっているわけです。なので、ほどほどに信用せず、ほどほどに頼るという、その立ち位置を学んでいかないと、物件探しも管理もうまくいかない。それは頭でわかるものではなく、とにかく接点を増やして細かく反省して、自分の頭で考えていくことでしか身につかないはずです」  それでは具体的に投資対象はどのように選択をするのがいいのか。 「私の場合はアクセスがよく、自分や子供が一人で住んでもいいと思える物件、将来的に更地にして子供の家を建ててあげたいと思う場所という基準で物件を選んでいます。ただ、不動産で稼ぐ手法は一つではありません。自分がその物件の資産性に納得したうえで購入することが、あらゆる不動産投資に共通する大切な点です」  不動産での勝ち方には無限のバリエーションがあるのだ。 【中澤光昭氏】 兼業不動産投資家。経営コンサルタント業の傍ら、’15年より不動産投資を開始。現在は年間の家賃収入が2000万円、キャッシュフローが600万円を超える ― タダでは教えたくない[不動産投資]の極意 ―
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