BTCのチャートを見ると、年初に底値につけて上昇に転じると、高騰した4月時点から2倍まで爆上げしていることがわかる。今後、100万円超なるか?
写真/コインチェック
’17年に220万円の史上最高値を記録したBTC(ビットコイン)だが、その後暴落すると’18年は低迷……。ところが、今年4月に急騰して上昇に転じると、5月14日には8000ドルを突破し、わずか2か月で2倍に高騰!? その後、調整が入って一息したものの、5月23日現在、7890ドル(約87万5000円)前後で推移している。
高騰の要因を、仮想通貨に精通する個人投資家の児山将氏が説明する。
トリガーは現物先渡し決済のビットコイン先物提供に向けたテスト予定発表
「5月13日夕方から深夜にかけて、77万円から90万円超まで高騰したのは、NY証券取引所に上場するICE(インターコンチネンタル取引所)が手掛ける、仮想通貨を利用した決済プラットフォーム・Bakktが13日23時頃、現物先渡し決済のビットコイン先物提供に向けたテストを7月に実施する予定である……と公式ツイッターで発表したのがトリガーでした。さらに、世界最大の仮想通貨イベントであるコンセンサスが13日に開催されていたことも大きい。例年、開催時期に仮想通貨は上昇してますから」
ほかの仮想通貨も上昇している。流出騒動があり、開発も進んでいないNEM(ネム)でさえ2倍になったが、今後、BTCはどこまで値上がりすると見ていいのか?