これからは「意識ちょうどよい系」で!目標設定は「できる100%×2倍」
私は「意識高い系」である。仕事が好きで、本もたくさん読むし、週の大半の睡眠時間は約4時間。一人で考えるのも好きだが、人と会って話をするのも好きだ。マインドフルネスは毎日するし、パワーナップ(積極的昼寝)を取り入れたり、メモは手書きで取る、朝ご飯はグリーンスムージーを毎日摂取するし、脳機能を高めるクレアチンの粉末をその中に入れている。突出しているわけではないが、いわゆる「意識高い系」だ。私の所属しているMENSAの会員の中には、脳のためにさまざまなサプリなどを摂取して実験している人が何人かいるので、アドバイスをもらうこともある(さすが、高IQ団体だなと思う)。
あなたの周りにも、何人か「意識高い系」の人がいるのではないだろうか。そして、そのうち何人かは一か月程度で自滅してるはずだ。モチベーションが続かず、また元の生活に戻ってしまう。下手すると、意識高い系になる前よりも自信を失ってパフォーマンスが下がってしまう可能性もある。
そもそも、なぜ意識高い系が自滅してしまうのかというと、さまざまな要因があるが、その中の一つに「目標の立て方」がある。
たとえば、普段は一か月に本を一冊しか読まない人が、毎日一冊本を読むと決めて、一年間で365冊を読むという目標を立てたとしよう。このパターンは大体、自滅する。
この記事を読んでいただけているということは、あなたも、一度くらいは高すぎる目標を立てて失敗したことがあるはずだ。
「ゴルディロックスの法則」というものがある。人間は簡単すぎる目標だとモチベーションが高まらないし、逆に難しすぎる目標でもモチベーションが続かないのだ。そのため、モチベーションを維持するためには、最適な目標・難易度設定が重要だ。
では、最適な目標設定はどうすればできるのかというと、具体的に導き出す方法がある。それが、【できる100%×2倍】だ。
心理学者のジョン・ウィリアム・アトキンソンが、人間がモチベーションが最も高くなる目標の難易度について研究を行った。それによると、達成確率が50%の目標というのが、簡単すぎず、難しすぎず、モチベーションを維持して取り組むことが可能となるレベルであることを特定した。
たとえば、「毎日本を100ページ読む」という日課があるとすると、より高い目標を立てたいのならば「毎日本を200ページ読む」にするのが最適である。そうすると、普段から100ページ読んでいるので、そこまでは達成確率が100%だが、追加で100ページ読めるかは未知数なため、達成確率が50%となる。
目標設定でつまずいてしまう
普段こなせる量の2倍を目指す
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