「お母さんはもっと自由でいい」。女性を苦しめる母親像は「つながり」を持つことでアップデートできる

ひとりでも多くの女性が、自分らしく生きられるように

 ブログ開設からHUCの立ち上げを通じて鈴木さんが痛感したのが、「人とのつながりの大切さ」だ。  母親になってからの生き方は、両親や周囲の人たちをロールモデルにすることが多く、HUCのように横のつながりを持って考えを共有することは、あまりない。 「もしいま辛いのであれば、『辛い』と言葉にすることが大切だと思います。私はブログを立ち上げましたが、それはひとつのやり方にすぎません。Twitterで誰かの投稿にリプをつけるだけでもいいんです。  発信をすれば、共感する人が必ずいます。そうやって、さまざまな人とのつながりが持てるようになるんです。他の人の考えや行動に触れると刺激を受けますし、視野が広がるきっかけになります」  今後について鈴木代表は、 「HUCはまだ立ち上がったばかり。コミュニティ内におけるアップデートを促進して、その後は世の中に向けて『新しい時代の母親像』を伝えていきたいと思っています。  時代の移り変わりに伴い、『お母さんはもっと自由でいいこと』などをメンバーのひとりひとりが会社の人、友人など周りの人に伝えていく。そうやって輪が広がり、ひとりでも多くの母親がアップデートされて、自分らしい楽しい人生を送ってもらえたら嬉しいです」  と笑顔で話してくれた。 <取材・文/薗部雄一> 1歳の男の子を持つパパライター。妻の産後うつをきっかけに働き方を見直し、子育てや働き方をテーマにした記事を多数書いている。
1歳の男の子を持つパパライター。妻の産後うつをきっかけに働き方を見直し、子育てや働き方をテーマにした記事を多数書いている。
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★HUCは今年7月6日、都内で「子連れ100人フェス」を開催する予定だ。「100人いたら、100通りの生き方があっていい」「みんな違って、みんないい」ことを、子どもと一緒に体験できる。