「引き寄せの法則」って本当? 分析すると心理テクニックの集合体だった
あなたは「引き寄せの法則」という言葉を聞いたことがありますか? これは「人間は考えたことを実際に引き寄せる」とされる法則であり、これを応用すれば、「何でも思ったことを実現させることができる」とされています。
けれども、そんなうまい話があるのでしょうか? そもそも、「引き寄せの法則」とは何でしょうか? 科学的根拠はあるのでしょうか? 本日はこの「引き寄せの法則」について見ていきたいと思います。
「引き寄せの法則」ブームの火つけ役になった、『ザ・シークレット』(ロンダ・バーン)によれば、ほしいものを「引き寄せる」には以下のステップで行なうのがいいとされています。
①お願いする
・ほしいものを明確にする
・ほしいものを「現在形」で紙に書き出す
②信じる
・手に入ったところを思い描く
・既にそれが手に入ったと信じる
・それが手に入ったように振る舞う
③受け取る
・「私は今、○○を受け取っています」と言う
・それを受け取った時の幸福感や素晴らしさを実感する
・その気分を感じ、いい気分でいる
実は、ご存知の方も多いと思いますが、自己啓発書には上記に類似した、願望を実現するためのさまざまな方法論が提唱されています。たとえば、「アファメーション」「インカンテーション」「ビジュアライゼーション」「ビジョンボード」「メンタルコントラスト」など、それぞれの手法に若干の相違点はありますが、それ以上に共通点の方が多く存在します。
私は、古今東西のこうした手法をひとつひとつ調査して、その共通点を分析してみました。すると、各手法は、以下のようなひとつのモデルにまとめることができることがわかりました。
1.叶えたい願望の内容を文章や画像で表現する
【文章の場合】
・現在形で、既に叶ったかのように書く
・一人称で主語を入れる
・否定文は使わず、肯定文だけで表現する
【画像の場合】
・理想を表した絵や写真を貼る
・自分の写真を絵や写真の中に入れる
2.願望の内容を音読し、叶ったところをイメージする
3.願望が既に叶ったと信じ、叶ったときの喜びを実感する
4.上記の2~3を毎日、特に起床直後と就寝直前に行なう
「引き寄せの法則」とは
「引き寄せ」手法の共通点
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