旅上手が教えるオススメ激安LCCは? 鉄道旅、サウナ泊も達人が推薦
2019.05.14
有休取得義務化でレジャーにも行きたいし、消費増税を前に家電の駆け込み購入もしておきたい。そんな今、各界のプロが自腹でも買いたい/買ってよかったものと、買ってはいけないものを厳選。これを参考に、今夏の消費活動のコスパを少しでも高めよう! 今回は旅行・レジャー編だ。
’19年4月から始まった年5日の有給休暇取得義務化。週末と組み合わせれば海外旅行にも行けるが、できれば旅費は抑えたい。そこでLCCに詳しい高島昌俊氏に快適な格安エアラインを教えてもらった。
「成田からだとシンガポールやソウル、台北はLCC激戦路線で航空券も安い。人気観光地でグルメやショッピングスポットも多く、2~4日の休みがあれば行けます」
それを踏まえて1位に選んだのはシンガポールのスクート。
「成田からの直行便は片道1万9000円~。アジアのLCCでは座席スペースがもっとも広く、機内持ち込み荷物も7kg上限のところが多いなか10㎏までOK。3~4日ぶんの荷物なら、預け荷物用の別料金を払わずに機内に持ち込めました」
続く2位にはエアソウルを推す。
「親会社のアシアナ航空のエコノミークラス並みにゆったりした座席で成田~仁川が片道7910円~。USBポートやコンセントも付いているのが高評価の理由です」
そして、3位はタイガーエア台湾。シンガポールに拠点を置くタイガーエアのグループ企業だ。
「ここも持ち込み荷物が上限10㎏。台北から国内14都市、高雄からも5都市に就航し、台湾縦断旅行も可能です。成田~台北は片道1万2210円~ですが頻繁にセールを行うので、もっと安いチケットを入手できることもありました」
ワーストにはベトナムのベトジェットエアを挙げたが、その理由はちょっと意外なものだ。
「成田~ハノイは片道9510円~と安いですが、ベトナムの航空会社は機内での盗難トラブルが多発しているんです。’18年には乗客の荷物を盗んだベトジェットの地上職員が逮捕されています」
同じLCCでもエアラインによる違いは大きいようだ。
BEST1位
スクート(シンガポール)片道1万9000円~(成田―シンガポール)
エコノミークラスのシートピッチは一般的なLCCより約4㎝広い。中型機でトイレの数も多く、通路が2列で乗り降りもスムーズ
BEST2位
エアソウル(韓国)片道7910円~(成田―仁川)
エコノミー席も可動式ヘッドレスト付き。シートがLCCっぽくないのは、親会社のアシアナ航空の機材を譲り受けているため
BEST3位
タイガーエア台湾(台湾)片道1万2210円~(成田―台北)
成田、中部、関空、福岡、那覇からは台北(桃園)と高雄に就航。片道400円~の激安チケットセールも不定期に開催している
WORST1位
ベトナムジェットエア(ベトナム)片道9510円~(成田―ハノイ)
7月からは成田―ホーチミン線も就航予定。なお、関空からハノイ、ホーチミンへのフライトもある。シートピッチは標準的な仕様
【高島昌俊氏】
ライター。航空事情に精通し、搭乗経験も豊富。’18年12月~’19年1月にかけて行ったビジネスクラス世界一周の模様は日刊SPA!に公開中
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