パチンコ業界にゆるキャラブーム。しかし、一部では謎の自主規制も

ほとんどのパチンコ店ゆるキャラは「優等生」

 例えば、ゆるキャラのアカウントがSNSで、特定機種や特定日を想起させるような文言を掲載した場合。例えば、「今日は新台入替の手伝いをしてる○○(←独特な語尾)」というツイートを写真付きで掲載するのだが、偶然なのかわざとなのか、特定の機種しか写真に写りこんでいない場合。  このようなものは、今のパチンコ業界においては完全にアウトな事例である。  しかし今やホール企業やパチンコ店のゆるキャラは、パチンコ店の賑やかしとして欠かせない存在になりつつある。上記のようなアウトローなゆるキャラは、今はほとんどいない。(いたとしても、その多くは既にまっとうに更生した)そもそも、パチンコ店にその企業の「ゆるキャラ」がいたとして、何人の客が「お、今日は出玉が期待できる!」と理解するのだろうか。  今回の規制はあくまで札幌近郊のホールを対象としたものであるが、万が一にもこの規制に追随する地域や組合が出てきた場合、多くのゆるキャラ優等生はとんだとばっちりをくらう事になる。  ギャンブル等依存症対策等により世間からも行政からも風当たりが強い業界で、自らが必要以上の規制をする必要が果たしてあるのだろうか? <文・安達 夕 @yuu_adachi
Twitter:@yuu_adachi
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