映画『主戦場』で再び注目の慰安婦問題。12年前の安倍総理答弁を信号無視話法分析
話題の映画『主戦場』に登場した12年前の安倍首相答弁
ただし、以下2つの注意点をご理解頂きたい。
(1)この分析では小川議員の質問に安倍総理が答えたどうかに着目する。つまり、慰安婦問題の真偽には言及しない。真偽については、ぜひ公開中の映画「主戦場」をご覧の上、自ら考えて頂きたい。
(2)これまでの信号無視話法分析のルールと異なり、灰色(不要な言葉、意味不明な言葉、似た言葉の繰り返し)を使わない。「まさに」「いわば」などの不要な言葉や似た言葉の繰り返しが多い安倍総理の答弁を読みやすくする上で灰色は有効だったが、ある理由によって今回は使わない。理由は本記事の最後で説明する。
また、この質疑で安倍総理は「強制」という言葉を狭義と広義の2つの意味で用いている。
狭義の強制:官憲による強制連行(慰安婦狩り)
広義の強制:経済状況による事実上の強制、業者による事実上の強制
この2つの違いに留意しながら、質疑の内容を読み進めて頂きたい。
色別集計結果。意外なことに「青」多し!?
この質疑における安倍総理の回答を集計した結果、このようになった。
<色別集計・結果>
●安倍総理:赤信号45% 、黄信号9%、 青信号46%
安倍総理にしては珍しく、青信号が半分近くを占めている。(これまで取り上げてきた安倍総理の答弁では青信号は1割前後でほとんど質問に答えていないケースが多かった)
どのような質疑だったのか詳しく見ていきたい。
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