資産価値が落ちない不動産、3つの条件とは?

ローンを組むのに有効な手段は?

 では、いざ購入する際に住宅ローンを組むとしたら、今はどんな手が有効か? 「現在、住宅ローンは史上稀にみる低金利で、借りどきと言えるでしょう。例えば、購入から10年で手放す将来が見えているのであれば、変動金利のほうが低金利の恩恵を最大限に享受できるかもしれません。一方、ずっと住み続けて終の棲家にしたいのであれば、全期間固定金利のほうが毎月の支払額が一定でライフプランを立てやすい。いずれにせよ大切なのは、住宅ローン返済以外のお金をしっかりとプールしておくこと。余剰資金をほかの資産運用に回す手段は、住居費以外の余力があって初めて実行できると思うべきです」  資産運用をするうえで「本当に必要なもの」を見極めるのは重要だ。不動産選びでも、本当に価値がある物件を見抜く目を養いたい。

後藤一仁氏

【後藤一仁氏】 不動産コンサルタント。フェスタコーポレーション代表としてこれまで多くの顧客の不動産購入に伴走してきた。近著に『マンションを買うなら60㎡にしなさい』 ― お金持ちの[資産ポートフォリオ]見せて! ―
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