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2月17日、タレントのフィフィさんが立憲民主党蓮舫議員に対して、事実に反するツイートをし、これが大きく拡散する事態となった。(参照:
”フィフィさん、蓮舫議員が「改正児童虐待防止に反対」と誤りをツイート→謝罪し削除”–BuzzFeed、
”【フェイク】フィフィ「蓮舫が児童虐待防止法改正に反対していた!」→議員になる前の法案でした”–Buzzap!)
元になったフィフィさんのツイートは、千葉県野田市で小学4年生の女児が虐待死した事件について事件への怒りをツイートしていたが、なぜか矛先が蓮舫議員へと飛び火。しかしこれがまったく事実に基づかない「フェイクニュース」だったため、立憲民主党からの正式な抗議があったようで、その後フィフィさんは該当ツイートを削除したが、まとめニュースサイトがこれを拡散。
もちろん、しばしばフェイクニュースサイトを拡散するまとめニュースサイトだけであれば、「よくあるSNSの光景」だろう(そんなことに慣れてはいけないのだが)。
しかし、今回の「フェイク」が拡散した背景には、報知新聞や日刊スポーツ、日刊スポーツから提供を受けた朝日新聞デジタルの「&(アンド)」でも掲載され、ツイートが拡散されたということがある。
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報知新聞。後に訂正記事一切なく書き換え
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朝日新聞デジタルの『&』提供元は「日刊スポーツ」。後に削除
まとめニュースサイトならまだしも、大手新聞社のサイトが、ろくにファクトチェックもせずにフェイクニュースを拡散し、その後SNSで指摘を受けたらしれっと削除するとはどういうことだろうか?