アメリカの大富豪も愛用。いまや中国ファッションは「脱ファストファッション」
2019.02.12
「安かろう悪かろう」から「高コスパ」へと進化を遂げてきた中国製品。HUAWEI問題をはじめとする米中貿易戦争のあおりで、日本でも再び評判を落としかけているのはもったいないかぎり。今こそフェアに評価したい、中国の良品を厳選して紹介する!
中国がファストファッションの製産地だったのは、実は過去の話。プロはむしろ高級品に注目する。
「今や低価格ファッションの製造は東南アジアやバングラデシュに移りはじめ、中国はむしろ高価格・小ロットの製品を作る場所になりつつある。近年は高級ブランドのOEMや、高い生産技術を要する手編みセーターやスーツ、コートなどで中国製品を見かけることが増えてきました」(繊維業界に詳しいライターの南充浩氏)
例えば「洋服の青山」の最高級ラインである「ヒルトン」のスーツは中国製。同社のOEMを手がける中国企業・大楊創世は、習近平やウォーレン・バフェットにも愛用される有名メーカー。バーバリーのOEMも手がけるなど、世界的に高い評価を得ている。
「中国の繊維関連工場の技術が飛躍的に伸びたのは“一貫体制”で製造を行っているから。日本のように、紡績、染色、織布をそれぞれ別会社が担当するということがないため、技術改革しやすいのです。工場の設備も、日本より先進的で大規模なものが多い」(南氏)
アメリカの大富豪も愛用 中国発高級ファッションがアツい
ウォーレン・バフェット愛用のスーツも中国製
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