「中国産食材」、プロの料理人も評価するもの、ダメなもの

にんにく 左が国産、右が中国産だ。実際に香りやコクが雲泥の差だと吉本氏は語った。

「ニンニクやショウガのように生で使う食材は、国産と比べて香りや風味の差が大きすぎます。ただ、逆にいえば流通が改善されることで、質も向上するはず。ポテンシャルが高い中国産の食材に期待する料理人は多いですよ」 ●ニンニク いくら安くても使いたくない! 日本 実勢価格300円/一房 中国 実勢価格33円/一房 お値段は中国産が10分の1だが、それでも国産を選ぶと吉本氏は言う。「中国産は香りが弱く、コクも足りない。ショウガも雑味というか、濁った感じのものが残るので、やはり使いません」。薬味類は風味が決め手なので、鮮度が命。国産一択なんだとか
吉本和央氏

吉本和央氏

【吉本和央氏】 日本料理の名店「和政」、「月」料理長などを経験し、創作おでん、ふぐ料理、割烹など多彩な経験を持つ。ソムリエの資格も所有。 ― この[チャイニーズ良品]がスゴイ! ―
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