『ドラゴンボール』が全米で大ヒット。次にブレイクする日本映画・アーティストは?

安定した人気のワンオク、ベビメタ

 続いて音楽だが、まず成功が見えやすいのがラウドロックだろう。このジャンルで日本がラッキーだったのは、欧米圏で一般的な大ヒットが大幅に減り、今やコア層をターゲットにしたものになりつつあったなか、日本ではヒットチャートの上位にランクするスターが生まれ続けていたことで、その勢いのまま海外進出することができたことだ。  その手始めとして、「メタルとアイドルの融合」という意外性のあるコンセプトがウケたBABYMETALが英米の総合チャートでもランクインする成功を手にした。しかし、長期的なシーンへの定着から考えれば、ONE OK ROCKのほうが可能性はあるだろう。  彼らの’17年のアルバム『Ambitions』は全米106位を記録した。その数字だけ見るとあまり高くないように見えるが、彼らはイギリスのティーン層メインのラウドロック雑誌『Rock Sound』で表紙を飾っただけでなく、同誌における人気バンドの座を獲得し、それが他メディアにも及び始めている。  2月リリースの新作『Eye Of The Storm』の成功次第では、より広い成功を手に入れるのも夢ではない。  また、ONE OK ROCKが成功したのに続き、『Rock Sound』誌は1月発売の号でMan With A Missionを表紙に抜擢。日本のラウドロックがひとつの「シーン」として紹介されていることを印象づけている。
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注目は女性アーティストたち
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