「誰も買わない地方の空き地がカネになる」夢破れた元俳優が見出した逆転の不動産投資
2019.01.31
「建築費が高騰している昨今、わざわざ建物を準備するよりも空いている土地を入手して、そのまま貸してしまうほうが有利だと気がついたんです。メリットを挙げるとキリがないのですが、まず管理が圧倒的にラク。基本的に“放置プレイ”でOKですね。住居目的でないので住民トラブルもない。電気、ガス、水道などのインフラも必要に応じてテナントが用意をしてくれますし、建物も勝手に建ててくれます」
いいことずくめに聞こえる空き地だが、そもそもテナントとなる借り手とはいったい誰なのか。
「圧倒的に引き合いがあるのが中古車販売業者です。100坪程度の土地と最低限の開業資金があれば1人で開業できるため、開業希望者は多い。市街地にある必要がないため、安く借りれるロードサイドの空き地が最適なんです。事務所用に簡単なプレハブさえあれば、すぐに開店できます。地価も上がってきているとはいえ市街地ではないので、利回りでいえば最大44.9%強、平均でも20%強にはなります」
オリジナリティ溢れる投資スタイルの加藤氏だが、いついかなる場合でもリスクヘッジの重要性を強く説く。
「何があっても保険には入っておくことはおすすめしたいです。北海道は長く大きな地震は起きないと言われてきましたが、それでも起きてしまった。想定外のことが起きても自分自身でリスクは引き受けるわけですから」
《加藤氏の投資哲学》
誰も買わない地方の空き地こそ投資対象として可能性を秘める
【加藤ひろゆき氏】
大家、随筆家。ウィットに富むコラムは業界内外を問わず、広く支持を集める。『草むらを更地にするだけで高収益 激安! 「空き地」投資』(ダイヤモンド社)ほか著書多数
― クレイジー大家のマル超不動産投資哲学 ―
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