史上最大級の警備の元、ブラジルで極右大統領ボルソナロが就任

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 2019年1月1日、ブラジルでジャイル・ボルソナロが38代目の大統領として就任した。  ブラジル軍パラシュート部隊の大尉で除隊し、1988年にリオデジャネイロの市会議員となったのが議員として始まりであった。その後、1991年からブラジル下院議員として活動。30の政党が ひしめき合っているブラジル下院で、ボルソナロはこれまで8回も所属政党を変えたという異色の議員である。2014年の選挙ではリオデジャネイロで歴代最高の得票数で当選を果たしている。  汚職が蔓延っていたブラジルの政界で、ボルソナロに纏わる汚職はこれまで一度も話題になったことがないという。軍人からの支持は根強く、また1964年から1985年までの軍事政権に憧れている政治家である。その一方で人種差別的な発言を繰り返し、同性愛を嫌悪するなど極右的な姿勢で「カリオカのトランプ」との異名を持つ政治家だ。  また、ボルソナロは敬虔な信者でキリスト教の福音派の中でも信者が大勢いるネオペンテコステ派に影響を受けた人物でもある。今回の大統領就任式でも儀式の最初をメトロポリタン大聖堂で礼拝することから始めた。しかしこれは、異例ともいえる事態だった。その背景にあるのが、ボルソナロとミシェル夫人(ボルソナロは2度離婚している)も福音派であるという影響を受けているからであった。 

就任式史上最大級の警備体制

 就任式での警備はこれまでの大統領就任式としては最大の警備体制だったという。軍隊、連邦警察など12000人が要所要所に配備され、上空はヘリコプターと戦闘機が警戒体制に入り、射程距離7キロの地対空ミサイルも配置されて仮に敵機が攻撃して来た場合に撃墜できる体制にしていたという。  また就任式に集まる観衆も20万人を予測。2015年のジルマ・ルセフの大統領再任式の時が4万人であったのと比較すると、その規模は異常なほどである。  報道によれば、サンパウロから15時間かけて車でブラジリアまで来た公務員一家もあったという。
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ボルソナロを生んだもの
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