孤独という病。2019年、下流老人の孤独死が激増する
2019.01.07
孤独死大国 予備軍1000万人時代のリアル』(双葉社)
― 新型[下流社会]の衝撃 ―
「取材で多いと感じるのは団地住まい。資産もなく、低い年金で暮らす。外に出る余裕もないため他人と交わらず、孤立して、結果悲惨な最期を迎えてしまう。特に男性の老人はプライドが高いため、コミュニティに入ることを拒むことがあり、その孤独死の率は高い」(菅野氏)
夏場は熱中症で、冬場は風呂場の寒暖差による“ヒートショック”で亡くなってしまう老人が多いという。
「私が取材した中でも、子供と喧嘩して僅か1週間連絡が途絶えてしまった間に亡くなった方もいました。高齢の単身の親を持つ40~50代は、3日に一度はのペースで連絡を取ってあげてください。“その日”は突然にやってきますから」
【菅野久美子氏】
ノンフィクションライター。孤独死に関する記事を多数執筆、特殊清掃現場で体験まで行う。最新刊『1
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