辺野古移設反対署名をインスタで呼びかけたローラさんの声を「政治的」と弾圧する愚
2018.12.23
ローラさんの発言に罵声を浴びせる人々
『カエルの楽園』(新潮文庫)を2016年に刊行した時、「これは予言の書か!」と言われた。
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2018年12月19日
というのは、『カエルの楽園』に描かれた出来事が次々に現実化したからだ。
で、今回、著者自身が腰が抜けるほど驚いたのは、『カエルの楽園』に登場するローラという牝ガエルが、現実にも登場したことだ!!!
まずは作家のほうですが、「『カエルの楽園』を2016年に刊行した時、『これは予言の書か!』と言われた。というのは『カエルの楽園』に描かれた出来事が次々に現実化しからだ。で、今回、著者自身が腰が抜けるほど驚いたのは、『カエルの楽園』に登場するローラという牝ガエルが、現実に登場したことだ!!!」、「『カエルの楽園』のローラに関して多くの人から「なぜローラという名前?」と聞かれた。作中のカエルたちの名前にはすべて意味があったからだ。でもローラには意味もなく、なぜその名前を付けたのか自分でもわからなかった。 だが今、現実のローラの出現に震えている。私は天才的予言者だったのかも…」(2018年12月19日のTweet)と発言しました。 なんとも奇妙なスピリチュアル発言を展開しているノンフィクションコピペファンタジー作家の百田尚樹先生なのですが、作品に登場するカエルのローラは名前以外に共通点はないだろうに、「ローラの出現に震えている」と言っているのです。オッサン、それ、たまたま名前がカブっただけや! 次の作品では登場人物に「クリステル」とか「ダレノガレ」みたいな名前をつけておけば、また天才的予言者になれるのではないでしょうか。 これを機に不思議な力を手に入れて、お告げで稼ぐビジネスでもするのでしょうか。『カエルの楽園』のローラに関して多くの人から「なぜローラという名前?」と聞かれた。作中のカエルたちの名前にはすべて意味があったからだ。でもローラには意味もなく、なぜその名前を付けたのか自分でもわからなかった。
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2018年12月19日
だが今、現実のローラの出現に震えている。私は天才的予言者だったのかも… https://t.co/z5RApChCbL
続いて、KAZUYAというネトウヨユーチューバーですが、「タレントのローラさんが政治的発言をしたということで話題だ。インスタに「美しい沖縄の埋め立てをみんなの声が集まれば止めることができるかもしれないの」と辺野古移設反対の署名を促した。政治発言をするのは自由だが、沖縄って埋立まくりなのに今回だけ言うのは違うんじゃないか。」(2018年12月20日のTweet)と言っています。 でも、こんなに美しい海を大規模に、しかも基地のために埋め立てるのは辺野古基地の建設予定地だけなので、他のものが容認できても辺野古基地だけは容認できないというのは自然な考え方です。ましてや、もともと山の中に作る計画を「建設費がたくさんかかるから儲かる」という理由で海を埋め立てる計画に移したのです。その歴史を無視して、まるで辺野古基地に文句を言うのがおかしいかのような印象操作をするのがKAZUYAというネトウヨユーチューバーです。那覇空港の滑走路だって埋め立てるじゃないかと言われていますが、大浦湾の美しさとは大きく異なり、那覇空港は多くの人が「埋め立てることを容認できる海」なのです。タレントのローラさんが政治的発言をしたということで話題だ。
— KAZUYA (@kazuyahkd2) 2018年12月20日
インスタに「美しい沖縄の埋め立てをみんなの声が集まれば止めることができるかもしれないの」と辺野古移設反対の署名を促した。
政治発言をするのは自由だが、沖縄って埋立まくりなのに今回だけ言うのは違うんじゃないか。
そして、「ローラさんが一番危惧すべきは、左翼界隈から勝手に辺野古基地反対マスコットのように使われることだ。まぁそれも自ら選んだ道。仕方ないね」(2018年12月20日のTweet)だそうです。今のところ、ローラさんに感謝の気持ちを述べる人はいても、ローラさんを旗印に運動していこうという様子は見えないし、ネトウヨのマスコットが勝手に危惧しているだけに過ぎないのですが、ネトウヨ言論人の話を聞いて「パヨクが活気づく!」と思えてしまう大量のB層ネトウヨたちがローラバッシングを始めているという図が見えてきます。ローラさんが一番危惧すべきは、左翼界隈から勝手に辺野古移設反対マスコットのように使われることだ。
— KAZUYA (@kazuyahkd2) 2018年12月20日
まぁそれも自ら選んだ道。仕方ないね。
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