「歴史的事実は誰が書いても一緒」にはならない、たった一つの確かな理由~百田尚樹氏『日本国紀』
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11月30日時点ではAmazon総合ランキングでは5位に位置する『日本国紀』(幻冬舎)。4刷で、当初から指摘されていた男系についての誤った記述が訂正されていたが、その他箇所についての見解はいまだ発表されていない
“【拡散希望】 私がウィキペディア(以下ウィキ)から大量のコピペをしたという悪意ある中傷が拡散していますが、執筆にあたっては大量の資料にあたりました。その中にはもちろんウィキもあります。しかしウィキから引用したものは、全体(500頁)の中の1頁分にも満たないものです。” 出典:https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1065064111283699712 百田氏は11月21日に突如として上記のようにツイートしたかと思いきや、そのわずか3日後には、【拡散希望】
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2018年11月21日
私がウィキペディア(以下ウィキ)から大量のコピペをしたという悪意ある中傷が拡散していますが、執筆にあたっては大量の資料にあたりました。その中にはもちろんウィキもあります。
しかしウィキから引用したものは、全体(500頁)の中の1頁分にも満たないものです。
#日本国紀
“『日本国紀』 ネット上に猛烈なアンチがわいている。 僅かなミスを指摘して、「嘘本!」呼ばわり。全体の1%にも満たないwikiからの引用を取り上げて、「コピペだ!」と印象操作。 『日本国紀』を多くの人に読ませたくないという勢力があるのだろう。 たしかに本の後半を読めば、それがわかる。” 出典:https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1066308065295618058 と、Wikipediaコピペ疑惑に関して1頁から1%へとゴールポストを勝手に動かして問題の矮小化をはかりはじめます。そもそも参考文献名を一切挙げない仕様の『日本国紀』は現行の著作権法が認めている引用の要件(出所の明示)を満たしていない可能性が高いのですが、それはさておき、百田氏の戦略もむなしくSNS上の検証班により早くも翌日にはやすやすとゴールネットを揺らされ、現時点では全体の1.8%、約9頁分がWikipediaをはじめとするネット上の記事をコピペ改変したものではないかとの疑惑が懸けられています(参照:ろだん氏のブログ論壇net)。 一方の11月29日には有本氏は、『日本国紀』
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2018年11月24日
ネット上に猛烈なアンチがわいている。
僅かなミスを指摘して、「嘘本!」呼ばわり。全体の1%にも満たないwikiからの引用を取り上げて、「コピペだ!」と印象操作。
『日本国紀』を多くの人に読ませたくないという勢力があるのだろう。
たしかに本の後半を読めば、それがわかる。
“深夜の呟き。私や百田さん、日本国紀について事実と解離したことを流布している人物について知っているという人が現れた。とりあえず私が会って話を聞いてみようと思う。” 出典:https://twitter.com/arimoto_kaori/status/1067820049623207936 と、謎の人物との接触を試みていることをわざわざ全世界に向けてツイートするという不可思議な行動を取っています。「事実と解離(乖離)」しているのなら単に事実を示せばよいのであって、そのことと『日本国紀』の論評を行っている人々の素性が何の関係があるのか、事態は混迷の度を増してゆくばかりです。深夜の呟き。私や百田さん、日本国紀について事実と解離したことを流布している人物について知っているという人が現れた。とりあえず私が会って話を聞いてみようと思う。
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) 2018年11月28日
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