顧客維持のために「チームプレイ」を駆使。愛人稼業の知られざる戦術<現役愛人が説く経済学58>

ときには友人との連携プレイで、パパの心理を操作する

 Aさんは、社長と私を引き合わせ、3人で会うことを提案しました。 「才子さんと私がご近所に住んでいるということにして、強引に一緒に帰ってほしい。そうすれば社長は、私を毎回ホテルに連れていけないから」というのです。  作戦は成功しました。私は、Aさんを帰宅させる友人役に徹したのです。もちろん社長に憎まれないように、Aさんは、私が「同居を考えているくらい仲の良い親友」だという体にしました。  それと同時に、Aさんは「いつか良い人が現れたら結婚したい」「でもそれまでは、昼の仕事と夜の仕事を頑張りたい」と社長に打ち明けることにより、既婚者である彼の「子供が欲しい」という言葉を封じ込めることに成功したのです。おまけに私という親友がいつも一緒におりますので(もちろん、本当にいつも一緒にいるのは彼氏ですが)、社長はなかなかホテルへと誘うことができなくなりました。  それ以降、社長のセックス欲は、「頑張るAさんへの庇護欲」に変わりました。「僕はこの子を、一生かけて守ると決めたんだ」という言葉が、社長から出たのはその頃です。  一度本気で好きになり、「子供を産んで欲しい」とまで思った相手を、セックスできないからといって嫌いになるのは難しいものです。たまにしかセックスできなくてもいい。それよりも、彼女と別れる方が辛いから、僕は欲求を抑えて彼女への経済支援に徹しよう。社長の思いは、このような「庇護欲」へと変化したと思われます。  前回も述べましたが、若い女性と恋愛したいお金持ちは、中学生同士が手をつないだだけでドキドキするような慕情を求めつつ、「セックス抜き」の関係は嫌がります。しかし、戦術次第ではこのように、性欲を「庇護欲」へと持っていくことも可能なのでございます。  戦術のひとつとして、友人との連携プレイは私もよく使います。愛人ビジネスは基本的に個人プレイですが、信頼できる女性のパートナーを見つけておくことは重要でしょう。 <文・東條才子>
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