人は一生で52日間もの時間を捜し物に費やしている。ガジェット活用で無駄な時間を短縮せよ
「あれ? スマホどこに置いたっけ……」と家のなかを探した経験、誰しも一度はあるだろう。Bluetoothを利用して落し物を追跡できるIoT製品を展開するTrackR(トラッカール)が行なった、「探し物に関する調査」によると、家のなかでよく見つからなくなる物は、1位が「ペン」(32.2%)。そして2位が「携帯電話」(16.1%)、3位が「鍵」(13.7%)だという。
同調査によると、1年間でもっとも探す頻度が高く、週1~2回探している物も、やはり「携帯電話」なんだとか。実際に普段の自分の生活を振り返ってみても、たしかに「そのとおりだよな」とつい納得してしまう。
ちなみに最近は喫煙者が減っているが、一時期は男性への贈り物の定番であり、同時に紛失物の定番でもあったオイルライターのジッポー社も、‘14年に失くし物の調査を実施している。その結果によれば、日本人が失くした物を探すのに費やす1か月あたりの時間は、なんと平均で76分! 一生に換算すると52日間にもなるという。
「えっ、探すのにそんなに時間をかけているの!?」と思わざるをえないが、1日3分探しているだけで1か月で90分。人によってはもっと探すのに時間をかけている人もいそうだ……。こうして数字で時間を示されると、我々はなんて無駄で、イライラする時間を生んでしまっているのだろうかと、こうべを垂れてしまう。そんな時間を減らすべく、解決策を探してみた。
まずはスマホを外出先で失くしてしまった場合。交番や駅に問い合わせると同時に、iOS(iPhone)ならばアプリ「iPhoneを探す(Find iPhone)」を設定しておけば、MacなどからiPhoneと同じAppleIDでログインすればiPhoneを落とした場所の位置情報がわかる。Android端末なら、Google検索で「Find my phone」と入力すると、Googleマップで表示してくれる。
筆者はAndroidユーザーなので、さっそく自宅で試してみるとGoogleマップに自宅の場所が表示された。外出先でもノートPCやタブレットを使って、探しているAndroid端末と同じアカウントでGoogleにログインして検索すれば、効率よく探すことができる。もしものときには必ず実行したいサービスだ。
失くし物を探す時間は一生で52日間!
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