6号機のお披露目の場、「パチスロサミット2018」中止が孕む「深刻な問題」

適合状況の悪さから導かれる最悪のシナリオ

 パチスロ6号機の適合状況が予測値を大きく下回った事により、「パチスロサミット2018」を中止せざるを得なかったという事は、実はより深刻な問題を内包している。  遊技機規則等の改正により、全国のパチンコホールでは、現在設置されている高射幸性パチスロ遊技機を段階的に撤去していくことを決めており、2019年1月末までに、パチスロ層設置台数に対し、高射幸性パチスロ遊技機の設置比率を15%以下まで引き下げなくてはならない。  ホールの立場から言えば、高射幸性パチスロ遊技機を撤去したとして、代わりに入れ替えるパチスロ遊技機は6号機になるのだが、その6号機が無いという事が最大の問題なのだ。  高射幸性遊技機の設置比率15%を達成するためには、パチンコホールはいくつかの選択を迫られる事になる。  数少ない6号機を、その人気やスペックを問わず強引に導入するか、高射幸性遊技機のリストには含まれない、不人気の5.5号機や5.9号機の中古機を導入するか。どちらにしてもホールとしては苦渋の選択となる。  最悪のシナリオは、「導入できる遊技機が無い」という理由で、設置比率を15%まで引き下げないというホールが多く出てしまうこと。業界をあげて依存対策に取り組み、社会的な信頼の回復を図ろうとする意図とは真逆のベクトルだ。パチンコ業界としては絶対に避けたいシナリオではあるが、にわかに現実性をその最悪のシナリオが現実性を帯び始めた。 <取材・文/安達夕>
Twitter:@yuu_adachi
1
2