まともな経営者に好かれる愛人になるためには「280万円」を意識すべし<現役愛人が説く経済学53>

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CORA / PIXTA(ピクスタ)

 こんにちは、東條才子と申します。どこにでもいる普通のOLですが、現在は3名のお金持ちの愛人をしております。前回は「銀座のクラブに学ぶ、営業ノルマを課さずに利益を増やす方法」として、愛人をやる上での精神的なリスクをいかに克服するかをお伝えしました。  長年、愛人をやっている女性というのは、独自の雰囲気が出てしまうものです。私の知り合いにも何名かおりますが、彼女たちはどこか華やかなのに暗く、浮世離れした空気を漂わせています。  ある女性は、銀座のクラブでアルバイトをしていた20代の頃から経営者と付き合うようになりました。2週間に1度のデートで、お小遣いは毎月数十万円という愛人生活です。彼女は一見すると普通の美女なのですが、たまに金銭感覚がおかしなときがあるのですよ。 「彼と喧嘩したからストレス発散だ」と言って買い物に出かけ、7万円もするブラウスを現金で購入したり、私のような女友達を誘ってくれる先が毎回、高級ホテルのバーだったり。日常的な消費で支払う額が、20代のOLとはかけ離れているのです。彼女はふだん派遣でOLをしておりますが、消費支出は経営者レベルです。  もしその「彼」との愛人生活が終わったら、彼女は浮世離れした雰囲気のまま昼の世界に戻っていかなければなりません。愛人稼業は日陰のビジネスですから、そういう雰囲気を醸し出してしまうことはリスクだと私は考えます。愛人バンク(デートクラブ)に登録しても、金銭感覚がおかしな女性はなかなか愛人になれません。  国税庁の「平成28年分民間給与実態統計調査」によれば、日本人女性の平均年収は約280万円で、100~200万円台がボリュームゾーンです。これを高いと見るか低いと見るかは人それぞれですが、平均値の「280万円」はひとつの目安になるでしょう。  この平均の2倍以上、稼いでいる女性は、世間から「ハイクラスな生活をしている」と思われてしまうリスクがあります。年収500万円以上稼ぐ女性は、全体の5%以下しか存在しません。100人中、5人しかいないレアキャラですから、当人の価値観がどうであれ、見る人が見れば「自分たちとは違う」ということになるのです。
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愛人生活で浮世離れしないための計算式
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