まともな経営者に好かれる愛人になるためには「280万円」を意識すべし<現役愛人が説く経済学53>

愛人生活で浮世離れしないための計算式

 愛人稼業をやっている女性は、浮世離れした雰囲気を出してしまわないように、次の計算をしてみて下さい。男性との交際で得ている対価、マンションやブランド品、デートで相手が出してくれる金額や泊まったホテルの値段などを、すべて合計してみるのです。その合計値が日本人女性の「平均年収280万円の約2倍=年間500万円以上」になっていれば、あなたの消費行動は世間に「お金持ち」の印象を与えています。  このことをしっかり理解しておかなければなりません。  なぜなら愛人バンクに登録する男性は、経営感覚を身につけた社長や会社役員たちだからです。彼らは自分の会社が、平社員の女性にいくらお給料を払っているか、きちんと把握しています。女性で20代の事務職なら年収250万円とか、30代の営業職で結果を出している女性なら600万円とか、そういう常識を知っているのです。  愛人として常識レベルを超えた対価を得ている女性が、その金銭感覚を披露すると、彼らはすぐに気が付きます。「この子はお金持ちと交際している、もしくは過去にお金持ちの愛人をしていたんだろうな」と。  私を愛人にしている経営者の男性は、「そういう雰囲気をもった女性は彼女にしたくない」と明言しておられました。理由はただひとつ、「俺が支えなくても良さそうだから」だそうです。  人それぞれ好みはあるかと思いますし、愛人らしい雰囲気の美人を好きなお金持ちもたくさんおられます。が、平均的な日本人女性の金銭感覚を忘れないようにすること。これがまっとうな経営者に好かれる近道であるのは間違いありません。 (文・東條才子)
1
2