乃木坂46のロケ地でも話題。いまベトナムに行くなら中部がオススメ

ホイアンの街並み

ホイアンの街並みは昼間もいいが、夜はなお美しくライトアップされる

 東南アジアの人気渡航先というとタイやフィリピン、シンガポールがあるが、ベトナムも根強い人気がある。東南アジアの雰囲気と、フランス統治時代の名残を感じる街の雰囲気が素晴らしく、同時に物価も安い。  ベトナムで日本人から注目されるのは商業都市である南部のホーチミンが断トツで、次に首都ハノイの名が挙げられる。ホーチミンは発展した都会とオリエンタルな雰囲気が融合する。ハノイは特に旧市街と呼ばれる地域は、一般的にベトナムと聞いて想像する街が広がっている。  いずれせも、窃盗やスリ、置き引き、ボッタクリなどの犯罪被害は多いものの、傷害や殺人など、身の危険を感じるような治安の悪さはない。極端に言えば、深夜に街中を歩いていても危ない目に遭うことはそうそうない。

いま一番注目したいベトナムの都市「ホイアン」

 そんなベトナムだが、今一番注目したいエリアは中部だ。ベトナム戦争をリアルにニュースで見ていた世代には聞き覚えのある、中部の港湾都市ダナンには日本から直行便が発着する。ハノイやホーチミンの影に隠れやすいが、物価がそれらの都市よりもさらに安く、また食事もおいしいものが多い。  ベトナム中部は最近では若い世代にも実は目に留まっている場所でもある。それは人気アイドルグループ「乃木坂46」の21枚目のシングル「ジコチューで行こう!」の撮影地にもなっているからだ。撮影されたのはダナンや、ダナンから車で40分ほど南下した場所(距離的には約25キロ程度)にあるホイアンという古都などだ。ホイアンへはダナンに寄らず、空港からエアポートバスもあるので、非常にアクセスがいい。  この小さな町は1999年にユネスコの世界文化遺産に登録されている。古い街並みは16世紀ごろに世界中から商人が訪れ、栄えた場所になる。日本とも古くから関係があり、日本人商人も鎖国されるまで渡来していた。世界文化遺産にもなっている旧市街には日本人が1593年に建立した「来遠橋」がある。この橋はベトナムの紙幣にも印刷されているほど有名だ。
来遠橋

本人が造ったという「来遠橋」。このエリアは有料地域となるので、チケット購入が必須

 ホイアンが日本との関係が深かったことを思わせるのは橋だけではない。ホイアンの名物料理のひとつ「カオラウ」がそれだ。というのは、この米粉の麺料理は日本の「伊勢うどん」が原型だという説があるのだ。当時の日本人がこの地のベトナム人に教えたのかもしれない。おもしろいのは、この麺はホイアンにある「ジアンバーレー」という井戸の水でしか弾力のある状態を作れないとされる。そのため、ベトナム国内でも「カオラウ」はホイアン以外ではほとんど見かけることがない。  こういった特別感もまたホイアン旅行に注目したい理由のひとつである。
カオラウ

ホイアン名物「カオラウ」と「ホワイトローズ」(写真奥)。ビールはこのサイズで15円だった。味に問題なし

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オーシャンスポーツも楽しめるダナン
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