飲食店の“席”を転売しようという動きがある。都内でインバウンド旅行会社を経営するG氏が明かす。 「都心や競技会場近くの飲食店では、五輪期間中の予約がすでに入り始めている。数十席単位のケースや貸し切りの場合も。2年先の予約って変でしょ。実はこれ、飲食店の予約を押さえ、訪日客に席を転売しようというたくらみなのです。20席一気に予約して2席ずつバラ売りしてもいいからね。予約手数料として1人1000円取れば、元手ゼロで儲かる。飲食店の予約キャンセルは無料だし」 「権八」などの飲食店を展開するグローバルダイニングの広報担当者によると「五輪期間中の予約については数年前から問い合わせがある」という（同社では3か月以上先の予約は原則受け付けず）。席取りビジネスはすでに水面下で動きだしている。 ― 東京五輪［便乗］ビジネス ―