デタラメなデータで強行採決された高度プロフェッショナル制。忘れてはならない第196回国会の異様さ「5~6月」編

財務省の報告により、総理発言の影響力が明らかに

 また、この時期森友学園問題に対しても進展があった。財務省から改ざんの報告がなされ、「私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員も辞める」という総理の発言以降に改ざんがなされたことが明らかとなった。(参照:森友改ざん報告書、これが全文だ。「妻関係していたら総理辞める」答弁後に記録破棄していた:HUFFPOST)  普通の思考回路では、この発言がきっかけとなったと解釈されるだろうが、自由民主党という政党ではどうもそうでもないらしく、下記のような発言をした柴山氏は後に訂正する羽目になった。 “(改ざんは)国会における総理の答弁が少なくともきっかけになったことは紛れもない事実”柴山昌彦 筆頭副幹事長(自由民主党)(参照:自民・柴山氏の「改ざんは総理答弁きっかけ」→発言撤回:朝日新聞「裸の王様」とは実によくできた寓話なのだと現代になっても感心させられる。  災害対応そっちのけで宴会に励んだどころか、カジノ法案成立に執着した安倍政権・与党を振り返る【7月編】は明日公開予定。 <文/平河エリ@読む国会 Twitter ID:@yomu_kokkai> ひらかわえり●国会をわかりやすく解説するメディア「読む国会」を運営する政治ブロガー。
Twitter ID:@yomu_kokkai ひらかわえり●国会をわかりやすく解説するメディア「読む国会」を運営する政治ブロガー。
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