【4つの時間足にラインを引く】近藤氏の利益の源泉はチャートに引いたライン。4時間足で節目となったレートにラインを引き、さらに1時間足、15分足、さらに5分足へと時間軸を落としながら同じ作業を繰り返していく
10億円の大台も目前という近藤氏。その勝ちパターンとは?
「デイトレであれば、ラインのブレイクを重視しています。意識されやすいラインを上に抜けたら買い、下に抜けたら売りと、単純にそれだけです」
発想はシンプルな「ライントレード」。しかし、近藤氏がほかの投資家と違うのは、入念な準備を行う点だ。
「ラインを引くときは4時間足から1時間足、15分足と長い足から短い足へと順番に引いていきます。ラインを引くのは際立った高値や安値。特にトレンドの始点となった高値・安値には必ず引く。それを参考に、5分足でエントリーのタイミングを計るんです」
たくさんのラインが引けてしまうが、そのなかでも重視するのは?
「何度もヒゲが衝突しているラインです。ひとつの時間足だけでなく、4時間足と1時間足など複数が重なったラインが重要。あとは長い足のトレンドを見て、エントリーはなるべく順張り。4時間足が上昇トレンドなら基本は買いです。そのとき5分足が下向きから上向きに転じたのに15分がまだ下向きだと、15分で意識されそうなラインをブレイクしたところで買いです」
【レンジブレイクで買い!】何度も値動きが止められたラインは強く意識される。そんなラインをブレイクしたらエントリー。トレンドの天底付近では逆張りも行うが極力、長期足のトレンド方向へ順張りするのが基本だ
長期足のトレンドに対して短期の足が逆行しているとき、短期足がトレンド方向に転換したところで順張りエントリー。決済はチャートに引かれたラインや直近の高値・安値が目安となる。