クアンタムのチャートを見ると、上場後も大きく上昇している。しかし、上場前にコインをゲットできていれば、数百倍の利益になっていたのだ。 「ICOと一口に言っても、購入するタイミングは何度もあります。例えば『プライベートセール』『プレセール』そして『一般販売』といった段階があります。当たり前ですが早いセールほど安く買えたり、ボーナスでコインの量が多くもらえたりします。それだけ“早く買う”ことがICOでは重要になるんです」 　ただし、プライベートセールなどの情報は完全に開示されていないことも多く、“怪しい案件”もたくさんある。 「ですから、『ホワイトペーパー』を読むのが必須です。ホワイトペーパーとは、報告書のようなもの。そのICOを誰が発案して、どんな目的のために開発されるのか、これからどうなっていくのかなどが明記されています。そのなかでも特に見ておくべき視点が2つ。『実業として成り立つかどうか』と『アドバイザーや参画する企業にはどんな人がいるのか』ということです。その人が今まで何のプロジェクトに参加して成功を収めたのか、技術者がどのように評価されているかなどをネットで検索してみてください」 　大企業がパートナーシップに加わっていれば安心感もある。これだけでも“怪しいICO”を排除し、10倍以上を狙えるコインを見つけやすくなるはずだ。 《ICOで稼ぐ秘訣》 いかに早く買うかがポイント。ホワイトペーパーも熟読を 【宮脇咲氏】 都内にある有名女子大に通う大学2年生。テレビ番組のインタビューで「人生変わりました、ビットコインで！」という名言を残した。大学では社会学を学んでおり、ジェンダー問題や女性のマネーリテラシー向上に関心を持つ。今夏発売の仮想通貨に関する書籍の制作に取り組む（@saki__miya__） ― これから10倍になるICO教えます ―