「また、ガチホと相性がいいのは『レンディング』という投資スタイルです。保有する仮想通貨を貸し出すことで金利をもらうというやり方で、ビットバンクだと1年の貸出で金利は3～5％ほど。貸出中は売却や送金ができませんが、どうせガチホするつもりなら金利をもらったほうが有利です」 　ほかに、仮想通貨を“採掘”するマイニングをする手もある。 「日本でもGMOやDMMなどの大手企業が参入しシェアを高めていますし、秋葉原では“マイナー”向けのセミナーが活発に開催されている。自前で機材を揃えずともできるクラウドマイニングもあります。電力代などの面で日本は不利と言われますが、会社の電気を利用して採掘する強者もいるようです」 　また、同じく昨年から急速に盛り上がったのがICO（イニシャル・コイン・オファリング）投資だ。 「上場前のコインをプレセールで購入するやり方で、昨年6月にICOを行なったOmiseGo（OMG）はICO時の価格から100倍まで上昇しました。ICOで買って上場直後の高値で売る、といった株のIPOと同じような発想で投資する人もいますが、詐欺的な業者も目立つのでご注意を」 　自分がどのスタイルで稼ぐのか、やりながら段々と見極めていこう。 【高城 泰氏】 仮想通貨やFXを専門とするライター。著書に仮想通貨の億り人を取材した『資産を20倍にするビットコイン〈仮想通貨〉投資最新理論』など。ツイッターは@takagifx ― 今さら聞けない［仮想通貨］入門ガイド ―