新団体「日本仮想通貨交換業協会」。こういった団体ができることによって、さらなる健全化が期待できる
仮想通貨投資家たちの悲観する声で溢れた’18年前半を耐え、いよいよ目前には“明るい兆候”が見え始めている。いざきたる「第二黄金期」への備えはできているか? これから仮想通貨投資を始めるビギナーに送る、超実践的「入門書」をしかと読むべし!
大手企業が今後、続々と参入予定 ビットコインは400万円台に!?
ビットコインの価格が1年間で約20倍になるなど、熱狂に包まれた’17年を経て、’18年前半は低迷する仮想通貨相場に苦戦を強いられた投資家が多かっただろう。一時は約8300億ドルまで膨らんだ仮想通貨全体の時価総額も、5月末時点ではその半分以下。各国が立て続けに発表した規制強化の影響や、追い打ちをかけるように2月にはコインチェック騒動が起こり、「仮想通貨は終わりか?」という声すら聞こえた。
【仮想通貨全体の時価総額の推移】アルトコインへの投資熱も高まって一時は8300億ドル付近まで上昇するも、現在は3350億ドル付近で推移している(チャートは’17年6月~’18年5月)
しかし、そんななかで「私の目線はブル(強気)です」と豪語するのは、フィスコデジタルアセットグループ代表取締役の田代昌之氏だ。いわく、現在は「仮想通貨市場の“地ならし”が進んでいる状態」だという。
「コインチェック騒動を経て仮想通貨取引所は精査されつつあり、取引所による新団体も業界の健全化を進めています。今後はおそらく、現在の取引業者は半分くらいにまで減って、まともな大手ネット証券やFX会社の資本が入った業者が増えてくるはずです。結果、新たに参入する投資家も出てくるでしょう。私からすれば規制強化は買いのサインです」
昨年末の大相場を生んだのが新規の個人投資家マネーだったように、新たな資金がいつ、どういった流れで入ってくるのかは重要なポイントだ。