スマホからでもOK。西日本大雨災害で知っておきたいネット募金窓口と支援物資を送るときの注意点

 9日現在で100人以上の死者がでるなど、数十年に一度あるかないかという規模となった西日本大雨災害。一人でも多くの被災者が助かることを祈るばかりだが、大雨特別警報こそ解除されたものの、まだまだ救助や復旧作業には時間がかかりそうだ。

ふるさと納税やクラウドファンディングで募金

 なんとか助けになりたいという気持ちの読者も多いだろうが、そこで便利なのがネット上で手軽に行える募金。主なウェブサイトをまとめてみたので、どんなところで募金すればいいのか悩んでいるというかたは参考にしてみてはどうだろう?
Yahoo!

「Yahoo!ネット募金」ではTポイントも利用できる

Yahoo!ネット募金」には、現在(9日13時時点)で7000万円以上が寄付されている。寄付はTポイントや各種クレジットカードで可能。Yahoo! JAPAN IDが必要となるが、すでに持っている人も多いだろう。  NGO団体のピースウィンズ・ジャパンもYahoo!ネット募金を行っている。同団体はその他のNGOと共同でヘリコプターやボートを使った支援を展開中。自衛隊と協力して被災者の搬送を行っているとのことだ。  手軽さという点ではLINEを使うのもいいかもしれない。LINEポイントでは1ポイント=1円として、1円から募金を集めている。また、LINE Payでも一口300円から寄付が可能。すでに貯まっているLINEポイントやクレジットカードを使って、被災者を支援できる。  ポイントを使った募金には、「楽天クラッチ募金」もある。楽天スーパーポイントのほか、クレジットカードも利用可。こちらも普段から楽天スーパーポイントを貯めている人には便利なはずだ。  また、ふるさと納税を使った支援も行われている。「ふるさとチョイス災害支援」では、愛媛県大洲市、広島県竹原市、岡山県倉敷市……といったように、ふるさと納税制度を使って細かい被災地ごとに募金をすることができる。返礼品を希望しなければ、手数料なしで申し込み金額が全額自治体に届けられる仕組みだ。
さとふる

「さとふる」などのふるさと納税サイトの募金では、細かく被災地ごとに寄付できる

さとふる」でも、岐阜県関市、京都府福知山市、愛媛県西予市への募金を集めており、今後募金できる自治体やサイトはさらに増えることが予想される。  そもそもお金を集めることが主目的の、クラウンドファンディングサイトも寄付を募っている。「CAMPFIRE」は集めた支援金を自治体や支援団体に提供するそう。「Makuake」では、1000円コースから100万円コースまで、10段階で寄付金額を設定できる。  スマホやパソコンひとつで手軽に行える募金が、被災者にとっては大きな助けとなる。
次のページ 
支援物資を送るときに注意したいこと
1
2