大阪北部地震 観客席のガラスが割れ開催中止となった京都向日町競輪場の使命

日本に一つしかないものがある京都向日町競輪場

 被害の最終的な状況はまだわからないが、無事に再開となれば「日本に一つしかないモノ」を体感してほしい。  それは券売機だ。全国の公営競技場にある券売機は大半が富士通フロンテック製か日本トーター製なのだが、京都向日町競輪場には全国でここにしかない「オムロン」の券売機が存在している。オムロンは実は全国の鉄道切符券売機で多くのシェアを誇る券売機企業の一面もあるのだが、公営競技の馬券・車券・舟券向け券売機はすでに開発をしていない。一昔前のATMのようなオムロン製券売機は、非常にゆっくり処理して車券を発行する。最近の洗練された券売機とは違う趣を是非感じて欲しい。  そのためにも、他の施設の無事や早期再開で筆者個人としても、レースを楽しみながら復興支援に勤しみたい所存だ。早期再開となれば6月30日から3日間のレース「京桔梗賞」が予定されている。昭和の香りが漂いすぎな向日町競輪のオフィシャルマスコット「ムコリンムッチー」も元気なツイートで決意表明している。 “京都向日町競輪場、一日も早い復旧を目指し頑張るむちよ!!” 【シグナルRight(佐藤永記)】 半勤半賭のセミギャンブラー。Twitterやニコ生『公営競技大学』にて公営競技について解説をしている。@signalright 公営競技大学
公営競技ライター・生主。シグナルRightの名前で公営競技の解説配信活動「公営競技大学」を個人運営している。また、日刊SPA!のギャンブルコーナー勝SPA!編集担当も。Twitter:@signalright
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