ゲーミングスマホが続々登場!ASUSのゲーミングライン、「ROGフォン」は日本上陸も

ゲーマーが喜ぶ周辺機器も満載

プレスイベントに革ジャン姿で登場したASUS・施崇棠董事長

 多彩な周辺機器の用意もROGフォンの大きな特徴だ。その周辺機器の一部を紹介すると、まず「エアロアクティブ・クーラー」は外付けの冷却用ファンである。基本的に周辺機器は別売だが、エアロアクティブ・クーラーは標準で付属する。「モバイル・デスクトップ・ドック」は映像を外部画面に出力、マウスやキーボードの接続など、パソコンのように使える。「ツインビュー・ドック」はROGフォンと同等の画面を搭載し、ROGフォンに装着すると事実上の二画面となり、各画面に異なるコンテンツを表示して使える。  これまで複数のゲーミングスマホが登場しているが、ROGフォンは周辺機器も含めて最も本格的なゲーミングスマホと言えるだろう。

ROGフォン投入の狙いは

 ASUSの業績は伸び悩み、また同社にとって売上高の比率こそ高くないが、スマホ分野で苦戦している。これまでパソコン分野ではASUSとROGの両ブランドで展開するが、ROGは売上高ベースでASUSより高い成長率を記録し、ROGは業績改善への期待感がある。台北では2018年4月にASUSとは別にROGの旗艦店を開設し、ROGの展開を強化する姿勢だ。また、ASUSの取扱店は世界一のゲーミングブランドとしてROGを大々的に宣伝するなど、ROGには勢いもある。  ROGの勢いにはeスポーツの盛り上がりなどで、ゲーミングパソコンやその周辺機器などが好調という背景がある。また、リッチなパソコン向けゲームをスマホ向けに移植する動きもあり、ASUSは本格的なゲーミングスマホを投入してゲーミング市場を牽引する狙いがある。  ROGフォンは高価格帯のスマホとなるが、ゲームのための出費を惜しまないゲーマーを主要なターゲットとしており、ASUSとしては収益性が高い高付加価値製品やそれに付随する周辺機器の販売増で業績改善への貢献を期待している。
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日本上陸はいつ?
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