新潟県知事選でも“争点隠し”で得意の組織選挙を展開か? 二階幹事長の“シナリオ”

森友加計疑惑など、国政での失点が知事選に影響する!?

花角氏インタビュー

マスコミに囲まれる花角氏。実はもうシナリオはできている!?

 安倍政権に「原発再稼働反対」の民意を突きつけた米山前知事は、任期2年半を残して県庁から去ることになった。しかし、自民党県連の柄沢正三幹事長は「与野党対決では県政が混乱する。頭を冷やしてほしい」と強調。原発再稼働を争点から隠して、与野党激突の構図を避けようとする狙いが透けて見える。  しかし森友加計疑惑が直撃して自民党が惨敗した都議選を見てもわかるように、否が応でも大型地方選挙は国政と連動する。柏崎刈羽原発再稼働の是非に加えて、「森友加計問題で説明責任を果たさない安倍政権でいいのか」という点が争点になることも避けられない。 「米山知事によるイメージ低下は野党陣営には痛手ですが、自民党も森友文書改ざんや加計疑惑などで内閣支持率が低下しています。原発再稼働が争点になると同時に、安倍政権の審判も問う選挙となれば、これはどちらが勝つのか、まったく予想がつきません」(地元記者)  安倍政権の命運も左右しかねない新潟県知事選は、国政選挙並みの“天下分け目の決戦”となるのは確実だ。今後も新潟県から目が離せない。 <取材・文・撮影/横田一> ジャーナリスト。小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた『黙って寝てはいられない』(小泉純一郎/談、吉原毅/編)に編集協力。その他『検証・小池都政』(緑風出版)など著書多数
ジャーナリスト。8月7日に新刊『仮面 虚飾の女帝・小池百合子』(扶桑社)を刊行。他に、小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた『黙って寝てはいられない』(小泉純一郎/談、吉原毅/編)の編集協力、『検証・小池都政』(緑風出版)など著書多数
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