三越のライオンが「ねこ」に!?――猫の手も借りたい!デパートで増える「ねこ系アートイベント」
百貨店業界が苦境に陥っている昨今、幅広い世代に人気を集めている催事がある。それは「ねこ」をテーマとしたアート系のイベントだ。
そうしたなか「ねこ人気」にあやかるスポットがまた1つ、期間限定で登場した。その場所は、あの百貨店の雄「日本橋三越本店」の入口。
なんと、店舗のエントランスに三越のシンボルである「ライオン像」ではなく「ねこ像」が設置されたのだ。
「ねこ像」の設置は、日本橋三越本店で5月2日から開催されている「ねこ・猫・ネコまつり」を記念したもの。像が設置されたのは新館の日本橋口だが、この場所にはもともとライオン像が設置されていた訳ではなく、ライオン像は本館のほうに設置されている。同店では5月13日まで(一部の展示は14日まで)全館において「ねこ」をテーマにした多彩な企画が行われている。
そのうち、メインイベントとなるのは本館7階催物会場で開催されている人気写真家・岩合光昭氏による新作写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き2」だ。
期間中は岩合氏によるトークショーやサイン会、物販も企画され、館内は多くの客で賑わっている。会場では写真集やポストカードのみならず、「ねこ」を題材とした服や雑貨、絵画まで販売されるなど、まさに「ねこ一色」の空間となった。
今回設置されたねこ像には「ネコの夢」というタイトルが付けられており、「ライオン像」に憧れていたねこが毎日ライオン像のもとに通いポーズを研究、ライオンの許しを得て同じポーズで「ねこ像」になったというストーリーがあるという。これは、岩合氏が長年撮影のテーマの1つとしている「ネコライオン」にも通じるものがある。
また、本館7階「Hajimarino cafe(はじまりのカフェ)」では、三毛猫とロシアンブルーが主役のショートアニメ「働くお兄さん!」とのコラボイベントも開催されている。こちらでは作中の場面カットやサイン入り脚本、アニメオープニングで使われた操り人形の展示が行なわれるほか、アニメ製作スタッフによるトークイベントやワークショップも企画されており、ファンにとってはたまらないイベントとなっている。
お馴染みのライオン像が「ねこ像」に!
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