YouTuberを馬鹿にするサラリーマンは絶対に仕事ができないワケ

ウザくない距離感で接触する機会の量がモノをいう

 それでは、順に解説していきます。  まず、「1:毎日更新しているが、動画は5~10分程度と長くない」。  これは、心理学でいう単純接触効果が働いていると言えます。  YouTuberは、動画の最後に「チャンネル登録お願いします!」といいますよね。  視聴者は、なんとなく見ていたYouTuberの動画を何度か見ていくうちに、あるタイミングでチャンネル登録すると思うんです。  気になる商品のレビューや、笑える変顔の動画を見る程度だったのが、動画が毎日更新されるものだから、そのうち気になってつい毎日見てしまう。でも動画一本は5〜10分程度なので大きな時間は取られないので気軽に見れる。単純接触効果とはそういうものです  やがて、何度か見ているうちにチャンネル登録をする瞬間が訪れる。視聴者はそういう行動をとっていると思われます。  実は、トップ営業マンのクライアントに対する行動も一緒なんです。  多くのトップ営業マンは最初からお客さんに契約してもらおうなどとは思っていません。  飛び込み営業やその日中の契約を目標としている業態は別ですが、営業とはある程度クライアントと顔を合わせているうちに、どこかのタイミングでお客さんから発注があるもの。  言わば、ウザくない程度にクライアントと接し続け、そういう見込み客をどれだけ増やせるかというゲームなのです。  加えて、人気YouTuberと営業マンには大きく重なる点があります。それが、下記。 2:(HIKAKINなど人気YouTuberは特に)顔出しをしている 3:表情力がある(HIKAKINは変顔が得意です) 4:動画のサムネイルに顔がある  笑顔がさわやか、顔を覚えてもらえている、印象がよい人であること。  営業をする上ではこれがとても重要なのです。  営業歴10年以上の私の経験から言えば、ほとんどのクライアントは、最初は営業マンを疑っているものです。  いきなり何かを売りつけられるんじゃないか、高値で交渉してくるんじゃないか……とにかくクライアントは不安なのです。  言い換えれば、クライアントは初対面で営業マンを敵か味方かを判断しています。そのため、商品の説明をする以前に、もっと重要なことがあります。  それは「嫌われない」こと。YouTuberもそうですが、相手に嫌われないためにどうするか、「戻る」ボタンを押されないためにはどうすべきか。  それを考えなければならないのです。
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なぜ、サラリーマンは靴をピカピカに磨くべきなのか
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