インフルエンサーを、インフルエンサーたらしめる基準とはなんでしょうか? わかりやすいのは、やはり「フォロワー数」です。
多くて5000人くらいフォロワーがいると「おおー」って感じになると思うのですが、すごい方だと1万人だったり、3万人だったり、8万人という数字の方がいます。
「ひぇ~~~まじか~~~!!! これはぜひうちのイベントに呼びたい!!」
そう思った私は、自分の会社で主宰する「りゅばんないと」というイベントにあるインフルエンサーを招待したのです。
「どんな人かな。うちのイベント有名になっていくといいな~! わくわく」といった気持ちでした。
しかし、当日。連絡なしの遅刻などトラブルが多発。中でも、一番の驚きはフォロワー数万人単位の方が、なんとお客さん1人しか連れてこなかったこと……!
どういうことかというと、そのインフルエンサーが、フォロワーをお金で買っていたのです。
依頼する企業側はどうでしょう。数字に惑わされて、インフルエンサーにお金を払うだけ払って損するという事態が起きているのです。
多額のお金を出しても、世の中に広がらないんです……インフルエンサー(影響力を持つ者)なのに(涙)。実は、こういうインフルエンサーが非常に多いのが現状なのです。
「数字がすべて」といっていた企業や営業担当も、さすがにこれはビックリ仰天ですよね……。
次回以降も、こうしたインフルエンサー業界の実情について語っていくので、どうぞよろしくお願いします。
<文・桂華>
【桂華】
キャスティング事業などを行う
「りゅばんえいと代表。フリーモデルとして、
写真集「密会」などへの出演も行う。スペインとフィリピンハーフの母と、日本の父を持つ。ツイッターは
@keika_pt17、インスタグラムは
@keika_o0。