最近、トークンをリリースした韓国企業「マイゲノムボックス」の、ブロックチェーンベースのプラットフォームビジネスモデルもNebula Genomicsのそれと非常に酷似している。
マイゲノムボックスは、顧客の遺伝子情報をクラウドに保存・活用し、ユーザーに様々な情報を提供するプラットフォーム事業を展開しているスタートアップだ。例えば、遺伝子ビッグデータを分析し、顧客の遺伝子特性に合う食べ物や化粧品の情報をスマートフォンに提供したり、特定の遺伝子を持つユーザーの発病の可能性を事前に知らせるなどである。
マイゲノムボックスの新規ブロックチェーンサービス「マイゲノムブロックチェーン(MyGenomeBlockchain)」を略した「MGB」。トークン名は「MGB coin」となる。
マイゲノムボックスのパク・ヨンテ代表は、メディアの取材に答え「個人の遺伝子データの主権の透明な確保、市場参加価値の最大化のためにICOを推進することにした」とし、「23andmeのような遺伝子分析企業は、データを製薬会社やバイオテクノロジー関連機関に研究開発用途で販売したが、その利益を消費者に返さなかった。そのようなビジネスの限界を乗り越えることができる」と述べている。一方、同社のペク・ソクチョル博士(CTO)は、「ブロックチェーン技術で『共有経済』型の遺伝子データ生態系を構築する(中略)ブロックチェーンの生態系のなかで、遺伝子情報に基づいたパーソナライズ商品やサービスが提供されるだろう」と見通しを語った。
<文/
ロボティア編集部>
【
ロボティア】
人工知能(AI)、ロボット、ドローン、IoT関連のニュースを配信する専門メディア。内外の最新技術動向やビジネス情報、ロボット時代のカルチャー・生活情報をわかりやすく伝える。編集長は『
ドローンの衝撃』の著者・河鐘基が務める。
https://roboteer-tokyo.com/
ロボティア●人工知能(AI)、ロボット、ドローン、IoT関連のニュースを配信する専門メディア。内外の最新技術動向やビジネス情報、ロボット時代のカルチャー・生活情報をわかりやすく伝える。編集長は『
ドローンの衝撃』(扶桑社新書)の著者・河鐘基が務める。