駐メキシコ大使も辞任を表明。トランプ政権下で米国大使が赴任していない国は46か国になる

 もちろん、大使が不在だからといって、大使館が機能していないわけではない。在住の米国人や米国の利害に絡む問題などにも駐在している外交官僚が対応している。しかし、大使の不在は企業の社長の不在と一緒で、要となって最終の決定を行うということが出来ないのは言うまでもない。  例えば、辞任を表明した駐メキシコ大使ジェイコブソンの場合は、国境の壁の建設、不法移民取締法、そして貿易協定NAFTAの更新など、米墨間に存在するさまざまな外交的課題はますます解決から遠のいた状況になっていくことは間違いない。  トランプ大統領の任期はまだ残り3年あるが、彼の就任中に米国大使が不在のままの状態が続く相手国は決して少なくないということになるであろう。 <文/白石和幸> しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営から現在は貿易コンサルタントに転身
1
2