競売物件を安全に買う技術――不動産投資の稼げる鉄則

 さらに競売物件のほうが物件情報がしっかりしていて安心できる。 「競売物件は、事前に不動産鑑定士や執行官が、物件の状況などを徹底的に調査しています。住民の聞き取り調査までやってくれます。それに対して一般の市場流通物件だと、重要事項の説明なんて契約の直前に聞かされるので、じっくり検討する時間なんてありません。そっちのほうが怖いですよ」  もうひとつ、藤山氏が1軒目から競売物件を勧める理由は、貴重な経験を積めること。 「競売がわかると、不動産の見方がわかります。確かに競売は、一般流通物件より手間や苦労もあるかもしれませんが、不動産投資家にとってその経験こそが価値があると思いますね」 《藤山氏が超お得に購入した物件の例》 ●市場価格1000万円⇒購入金額450万円 55%OFF ・千葉県船橋市 ・4DK(76.18平方メートル) ・築21年 ●市場価格500万円⇒購入金額190万円 62%OFF ・千葉県八街市 ・5DK(89.42平方メートル) ・築28年 ●市場価格8000万円⇒購入金額3700万円 54%OFF ・埼玉県さいたま市 ・2DK×6室(222.58平方メートル) ・築26年 《勝ち組投資家の教え》 競売物件のハードルは意外にも低く、不動産の格安購入がサラリーマンでも可能
藤山勇司氏

藤山勇司氏

【藤山勇司氏】 競売不動産の達人。’93年から投資用物件を購入。メールマガジン『藤山勇司の千日講話』も人気 取材・文/山本啓介 ― 持たざる者のための借金ゼロ不動産投資講座 ―
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