少額不動産投資の新鉄則――東京近郊の「稼げる格安物件」の探し方

 そうして資金的にも余裕の出てきた内田さんは、4軒目からは再びローンを組んで加速度的に保有物件を増加。3年前には念願の専業大家となった。 kinko「数百万円台のお値打ち物件なら、賃貸経営に失敗しても売ればいいんです。苦労した1軒目も、その後、230万円で売却したのですが、それまでの家賃収入を考えるとプラス。そう考えると、借金ゼロなら不動産投資ってそんなにリスクはないんですよ」 《内田氏の物件所有ヒストリー》 ●1軒目 最初に購入したのは埼玉県坂戸市の区分所有。購入価格は270万円。洗濯機置き場がなく、ユニットバスというのも欠点だった ●2軒目 1軒目の翌年に購入した区分所有。中板橋駅徒歩2分の好立地で490万円。表面利回りは13%超で、7年後に550万円で売却 ●3軒目 2軒目の翌年に購入した厚木駅から徒歩8分の区分所有。価格350万円。表面利回りで15%超もあり、現在も保有中 ●4軒目 4軒目に購入した区分所有で、白金高輪駅から徒歩10分という都心の一等地。550万円で購入し、5年後に700万円で売却 《勝ち組投資家の教え》 少額、現金での投資はたとえ失敗しても売却すればいいので、大損のリスクが低い
内田陽一氏

内田陽一氏

【内田陽一氏】 元外資系大家。外資系メーカー勤務の会社員時代に不動産投資を開始。手持ちの物件を活かし、コインランドリーやバイクガレージ、太陽光発電など、幅広く事業を展開 取材・文/山本啓介 ― 持たざる者のための借金ゼロ不動産投資講座 ―
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