2018年仮想通貨の目標価格を大予測!「ビットコインは300万円超え」
2018.02.05
昨年の仮想通貨市場ではリップルは300倍に値上がり! 驚異的な上昇力を見せつけたが、今年はいかに? 仮想通貨ウォッチャーの重鎮や凄腕トレーダーなど“3賢人”に予想してもらった!
「ビットコインの値動きは昨年に比べて緩やかになっていくでしょう。昨年のように20倍の上昇は望めず、3~5倍程度上がれば御の字では」
こう話すのは著名仮想通貨投資家のヨーロピアン氏。今や仮想通貨は注目の的だ。個人投資家が続々と参入してきた結果、昨年は大爆騰劇を演じた。しかし、すでに大手取引所ビットフライヤーだけで口座数は100万件を突破。「全取引所の口座数と、FX(為替証拠金取引)の口座数(約500万件)を比較すると、今年中に新規参入者が頭打ちになる可能性があるため、上昇スピードは衰える」(ヨーロピアン氏)というのだ。
とはいえ、年初から3倍でも500万円。5倍なら830万円。株を大幅に上回るリターンが期待できる可能性は高い。仮想通貨ブロガーのパイオニアとして知られる大石哲之氏も次のように話す。
「最大の焦点は法人投資家を取り込めるか否か。昨年末にシカゴ市場でビットコイン先物が上場しましたが、何度も失敗しているETFの組成が米当局に認可され、大口の法人投資家を呼び込むことに成功すれば、上昇が期待できる。ターゲットは保守的に見て3万5000ドルです」
日本では頭打ちになっても、海外での需要が爆発的に高まる可能性もある。ビットコイン・エバンジェリストとしてその名が知られる東晃慈氏が話す。
「海外市場を調査する機会も多いのですが、世界ではまだ盛り上がっていない国が圧倒的。特に金融インフラが未整備で今後の実需拡大が期待される新興国では、ビットコインが認知すらされていない状態。そうした国々でのインフラや法整備が進めば、まだまだ伸びしろが期待できます」
その半面、昨年後半に露呈したのがビットコインの送金コスト高騰問題。送金の承認までに1週間待たされたり、数千円の手数料がかかったりと、ビットコインの実用性に疑問符がつけられた。ただし、「その意味もあって、今年の注目はセカンドレイヤーの技術です。水面下で静かに浸透し、手数料問題は徐々に解消されていく方向です」と東氏が解説するように、対策は着実に進んでいる。
「その技術の一つがブロックチェーンへの取引データの書き込みをすっ飛ばすことができる『ライトニングネットワーク』。すでにメインネットが稼働しており、即時決済・手数料無料でビットコインが電子マネーのように使えてしまう。利用するのは当面、先進的な一部ユーザーに限られるでしょうが、この技術によって手数料問題は解決されるでしょう」(大石氏)
ビットコイン、リップル、イーサ、リスクetc. 3賢人が本音で語った
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