突然の大雨でタクシー料金が3倍に! イスラエルならではのしたたかな商習慣

イスラエルのタクシー

状況に応じて料金が変動するイスラエルのタクシー。日本だと深夜料金だけで済むが……

 イスラエルに行くと毎回ドキドキするのが、タクシーに乗るときの料金。ドキドキと言えば、聞こえはいいが、毎回同じことはない。  実際、行かれたことがある方は、分かると思うが、どのタクシーに乗っても同じことはなく、多様性の塊。この国の象徴である(笑)。日本のタクシーのように、ある程度同じということはこの国では存在せず、振れ幅が大きい。  例えば、イスラエルに着いた際、空港からホテルまでタクシーで行くとする。  イスラエルから発着する国際便のほぼすべてが発着するベン・グリオン国際空港は、出国ゲートを出て、そのまま出口を出て進んで左手に、空港専用のタクシー乗り場がある。  係の者がおり、運転手の情報をしっかり渡してくる。いわゆる、空港内や、出口をすぐ出たところにいるボッタくりなどをする流しの運転手とのトラブルを防ぐためである。  到着時間にもよるが、おおよそ2017年の12月時点では、140~170シェケル(4200~5100円)程度、深夜は追加で10~20シェケル(300~600円)、荷物が多い場合などは、1つの荷物につき5シェケル(150円)程度加算される場合もある。  空港の専用乗り場にいないタクシーは、300とか、400を言ってくるタクシー運転手もいるので、くれぐれも注意したい。(1シェケル=30円換算)  参考までに付け加えておくと、ベン・グリオン国際空港の位置は、テルアビブとエルサレムを結び、テルアビブからちょうど3分の1程度の距離である。到着時間帯によっては、エルサレムへ直接言ってもテルアビブへ行く倍程度の時間で、エルサレムまでも、道路の混雑具合にもよるが、1時間程度でいける。テルアビブまでは、20~30分程度である。
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しれっと安息日料金を上乗せするタクシーも
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