トップダウンで100やらせるのはNG! チームのパフォーマンス向上に必要な合意形成、最後の締め
100やらせようと強制しても、60のパフォーマンスしか出ない
70でスタートしてパフォーマンスを上げる
トップダウンで100やらせることにこだわり60の成果しか出ないのと、合意形成によりメンバーを巻き込み70でスタートするけれども80の成果を出すのとどちらが良いのか、ほとんどのリーダーが後者の方が良いと言うに違いないでしょう。それでは、後者の意識になって、合意形成手法を用いればよいのです。
もちろん、法律を遵守しよう、規程を守ろうというような内容に関しては、有無を言わさず、トップダウンで徹底していってよいと思います。メンバーの知恵や工夫を出し合い、実施の仕方はさまざまな方法を取っていける領域に関して、合意形成の手法を用いて、取り組んでいけばよいということなのです。
私が演習を行ったりサポートをしたりしているトヨタグループもサントリーグループも、業績を伸展させている企業や団体では、合意形成手法を多用しています。メンバーを巻き込んで組織の力でパフォーマンスを発揮することがそれだけ重要です。そのためには、組織の力を発揮する具体的で実効性のある手法の活用が不可欠なのです。
【山口博[連載コラム・分解スキル・反復演習が人生を変える]第68回】
<文/山口博>
【山口 博(やまぐち・ひろし)】グローバルトレーニングトレーナー。モチベーションファクター株式会社代表取締役。国内外企業の人材開発・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、現職。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社、2016年3月)、『クライアントを惹き付けるモチベーションファクター・トレーニング』(きんざい、2017年8月)がある。(やまぐち・ひろし)
モチベーションファクター株式会社代表取締役。国内外企業の人材開発・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、現職。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社新書)、『クライアントを惹き付けるモチベーションファクター・トレーニング』(きんざい)、『99%の人が気づいていないビジネス力アップの基本100』(講談社+α新書)、『ビジネススキル急上昇日めくりドリル』(扶桑社)がある
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