中長期的な有望銘柄発掘の鉄則は「”森”を見ることから始めるべし」
2018.03.10
ミサイル、東京五輪、第4次安倍内閣発足など、非常に相場が読み解きにくい現代に選ぶべき道は中長期株式投資だった。初心者や負け続けている人必見! 悩める者の足元を照らすべく、賢者が独自のメソッドを公開する。
開口一番「まずは森を見てから、次に林を見て、最後に木を見るという手順を踏むのが中長期的に有望な銘柄を発掘する際の基本ですね」とフェアトレードの気鋭のアナリスト・田村祐一氏は指摘する。森とは、株式市場全体の状況のことだ。昨年9月以降、日経平均は歴史的な急騰を記録してバブル崩壊後の戻り高値を抜いたものの、昨年11月半ばから調整ムードとなった。しかし…
「今はグローバルに見ても強い相場が続いている」と田村氏は分析する。どれだけ有望な銘柄であっても、森が繁栄していなければ本格上昇を期待しづらい。その意味でも、今は非常に好ましい環境にあるというわけだ。
「そして、林は業種を意味します。どんな相場においても、必ず強い業種と弱い業種が出てくるもので、当然のごとく盛んに物色されるのは前者です」
足元で強さが際立つ業種として、田村氏は人材派遣と原油関連を挙げる。
「有効求人倍率がバブル期超えとなっているように、日本は空前の人手不足に陥っています。ただ、人材派遣会社の多くはすでにそのことがかなり株価に織り込まれており、今から狙うとしたらアルバイト求人広告でしょう。一方、原油価格が短期的な上値抵抗ラインを上抜けて、底打ちから上昇に転じた気配が漂っています。そうなると、原油価格の上昇が追い風となる企業が株式市場でも物色されやすくなりますし、業績にも好影響を及ぼします」
アルバイト求人広告と原油関連に的を絞ったうえで、木(個別銘柄)を見定めていくことになるわけだが、
(1)増収増益の業績予想
(2)短・中・長期のチャートが上昇トレンドを描く
という2つの条件を満たしていることが大前提という。これらの手順を踏んで田村氏に4銘柄を選んでもらった。ぜひ参考にしてほしい。
全体相場の流れを見たうえで強い業種の絶好調企業に焦点を!
足元で強さが際立つのはバイト求人広告と原油関連
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