世界同時好況の波に乗って最も伸びる国内銘柄は?

【藤井英敏氏注目銘柄】 ●グレイステクノロジー(東マ・6541) 売買単位 100株 現在株価 9010円 目標株価 1万円 PER 151.43倍 PBR 42.8倍 配当利回り 0.14% 産業機械のマニュアル作成や管理運用システムを提供。ファナックのような大手とも取引がある。2017年6月に名古屋に拠点を開設しており、業務拡大の動きが見える。「好景気の波に乗り、1.5倍くらいにはなりそうです」(藤井氏) ●UMNファーマ(東マ・4585) 売買単位 100株 現在株価 584円 目標株価 1000円 PER –倍 PBR 34.72倍 配当利回り 0% 医薬品の研究開発をする医療ベンチャー。10月31日に塩野義製薬と業務提携し、感染症予防ワクチンの共同開発を始める。「現在の株価は数年かけて下げ続けた結果なので、逆に言えば下値もたかがしれています。跳ねるときはバーンと行く」(藤井氏) ●エヌ・ピー・シー(東マ・6255) 売買単位 100株 現在株価 241円 目標株価 330円 PER 35.44倍 PBR 0.99倍 配当利回り 0% 太陽電池の製造装置を世界各国の企業へ提供。事業は好調ながら、2018年8月期は最終利益大幅減が見込まれている。「これは研究開発費を大幅に増やしたからなんです。それが業績に返ってくれば、再び黒字化するのは道理ですね」(藤井氏) ●富士ピー・エス(東2・1848) 売買単位 100株 現在株価 728円 目標株価 1200円 PER 18.81倍 PBR 1.79倍 配当利回り 1.24%
富士ピー・エス

橋梁などの土木工事を引き受ける富士ピー・エス。老朽化した橋やトンネルの補修工事が増えており、業績は良好

橋梁などの土木工事がメインで、官公庁の事業を数多く引き受ける。老朽化した橋やトンネルの補修工事は急ピッチで進められているため、業績は良好。「時価総額130億円と小規模のため、価格も跳ねやすい傾向があります」(藤井氏) ●ジャムコ(東1・7408) 売買単位 100株 現在株価 2783円 目標株価 5300円 PER 32.78倍 PBR 2.65倍 配当利回り 0.72% 旅客機の化粧室や厨房設備の世界的大手。座席の製造も手がけており、機内全体をプロデュースできる。「ボーイング社と関係が深く、787型機などの化粧室は独占供給。受注増により、上場来高値は5270円のレベルまでは上げるはず」(藤井氏) ●堀田丸正(東2・8105) 売買単位 100株 現在株価 424円 目標株価 1000円 PER 326.15倍 PBR 5.12倍 配当利回り 0.94% 2017年5月にライザップグループに組み込まれ、株価は100円台前半から急騰、7月4日には年初来高値756円に達した。ライザップのネームバリューは影響大。「現在は揺り戻しの状態ですが、1000円までのポテンシャルはあります」(藤井氏) ●レノバ(東マ・9519) 売買単位 100株 現在株価 1192円 目標株価 2300円 PER 31.29倍 PBR 3.26倍 配当利回り 0% 今年2月に上場したエネルギーベンチャー。「今年7月に、秋田県のバイオマス発電所『ユナイテッドリニューアブルエナジー』に出資し、事業を拡大中。年初来安値990円から持ち直しており、相場の上昇率に比して安値圏に放置されている銘柄ですね」(藤井氏) ●テックポイント(東マ・6697) 売買単位 100株 現在株価 1649円 目標株価 3000円 PER –倍 PBR –倍 配当利回り –% 監視カメラや車載カメラなどの開発をしている半導体メーカー。ドライブレコーダーの需要の高まりの他、メーカーの衝突防止システムや自動運転なども追い風に。「年初来高値は2950円なので、そのレベルはかたい」(藤井氏) ※株価などのデータは11月23日の終値 【藤井英敏氏】 日本でも最大級の株式情報サイト「カブ知恵」の代表取締役。日興證券、フィスコ等を経て’05年にカブ知恵を設立。20年以上も金融サービスに携わるベテラン 取材・文/エンスパ日本株取材班 ― 日経平均3万円時代の勝ちきり方 ―
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